江戸時代より伝わる飛騨地方の庶民のお菓子
いくつもの歳月を積み重ねながらも変わらぬ姿を今に伝える美しい飛騨の国。その京文化と元禄文化の華ひらいた特異な町は今や多くの日本人の心のふるさととして、脚光をあびております。
冬の厳しさの一方で、四季それぞれに恵まれた飛騨の人々は自然の大きな恵みを受け、その生活の中で「だがし」を生み出しました。
炒豆、干栗、くるみ、米、麦、大豆などの山里の恵みを原料として、子供たちに手作りで作り与えたものが駄菓子または、田菓子です。
長い時間と多くの人々の知恵と工夫の中で受け継がれ、いつの間にか飛騨独自の味・形・色合いとともに、見事な「ふるさと菓子」として、飛騨高山の地にしっかりと根をおろした駄菓子は、飛騨だからこそ作ることができた菓子ともいえます。
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